田んぼを起こし終わりました
田起こし最終日は地元の農機具メーカーから作業機を借りてきました
スガノ農機のスタブルカルチ
小さなスキを前列と後列互い違いに配列し、土を下からボコボコと
粗おこしします。
大きな土塊の中に空気が取り込まれグングン大地が乾き、その後
ロータリーで砕土する予定。
プラウ耕とちがい稲株が目立ちますが、反転しないので土の移動がなく
均平作業に苦労しなくてよいのがうれしいですね。
熱湯で種もみを消毒
農作業は臨機応変に
苗用の土作り
便利な作業機械ができたモノである
斜めにせり上がるミニベルトコンベアの途中に
肥料や農薬そしてくん炭や水苔などの資材までイッキに投入して
攪拌してくれる機械。
再び大きな袋(フレコンバック)に入れて種まきまでなじませておきます。
本日は畦道の整形作業
これが戦車タイプのトラクターだと真っ直ぐ・滑らかに整形するのは難しい
ユックリ歩くような速度で、一点を見つめながらの作業は神経が疲れます。
この作業を怠ると、後の草刈り作業や田んぼの水の漏水管理がずいぶんと楽になるので
面倒でも丁寧な作業を心がけます。
トラクターの振動で土の中のカエルもソロソロ起きる準備をはじめたことでしょう。
お客様より
先日は早速お米をお送り頂きありがとうございました。
FAXを送って翌日の到着でしたので、無理を言って申し訳ない気持ちでしたが 流石の対応だなぁとまた改めて関心致しました。
お米のクオリティは言うにおよばず 本当に、田中家は素晴らしいチームワークですね。
子供達(今年中2の双子です)が生まれてから ずっと田中さんのお米を食べさせて頂いていますが 病気知らずで、とっても元気です。
田中さんのお米のおかげだと感謝しています。
今後とも、宜しくお願い致します。
本日、コンビニにてお支払いを完了致しましたので 取り急ぎ、お礼とお知らせをさせて頂きました。
東京都 F様より
春の農繁期が始まり、軽い筋肉痛・関節痛ですが、F様のメールでパワーアップ!
明日もバリバリ働きます。
http://tanakafarm.jp
ようやく春めき始める
有機質肥料が届く
久し振りに相棒と
育苗用の土を運ぶ
農業用ITC装置作って見たが価値あるかは不透明
お客様より
番猫の名前は何と呼べば良いものか?
肥料散布作業機を整備
北帰行 野鳥の楽園
当地大潟村の外周をぐるりと囲む八郎潟残存湖
3月頭になればシベリアに向かう渡り鳥が日本海を渡る前に立ち寄り
落ち穂などをはみ、エネルギーを蓄える。
実に2万羽以上がここで羽を休めるのである。
主な冬鳥は、マガン、ヒシクイ(亜種ヒシクイ、亜種オオヒシクイ)、オジロワシ、オオワシ、ハイイロチュウヒ、ケアシノスリ、オオハクチョウ、コハクチョウ、オナガガモ、コミミズク、トモエガモ、コガモなどです。このほか、ハクガン、シジュウカラガン、サカツラガン、カリガネといった日本では非常に珍しい鳥も見られます。 — 大潟村HPより —
堤防管理道路、いまは通行止めである。
この先に楽園が。
湖から田んぼへ水を引き込む、サイフォン管。
人の背丈ほどの大きさです。
まだ湖の半分は薄氷が張っている状態。
氷が割れ、岸に寄る。
ポッカリ空いた水面際に渡り鳥が集結。
外敵を避けるため、夜はここを塒(ねぐら)としています。
日暮れ時になれば、あちらこちらから本日の営業を終えた渡り鳥たちが帰って来ます。
彼らがさらに北上する頃、私たちの春作業に向けての準備がはじまります。
その時はもう間もなく。。。
ポン菓子作って見ました
二人の心をこめ(米)て
ライスシャワー
米は一粒の種から百粒以上の実をつけるため、豊作と子孫繁栄の象徴と考えられました。
結婚式場でのライスシャワーには「実りある生活を送れるように」、「食べることに困らないように」との願いが込められています。
本来なら参列者が新郎新婦にライスシャワーを執り行うのですが、
新郎新婦から参列者へ決意と謝意をこめてプチギフトとして手渡ししてはいかがでしょうか。
日持ちもし、もらっても困らないミニ米袋をプチギフトとしてお勧めいたします。
ご注文はこちらから
田中ファーム ミニ米袋
ブライダル特別バージョン(サービス仕様) 披露宴用にうけたまわります。
久し振りに籾すりなど
カリッと米粉ビスコッティ
カリッとした歯ごたえが最高!手作りビスコッティにチャレンジしてみせんか。
お客様よりレシピ掲載の許可をいただきましたので、ご紹介致します。
そのままいただいてもいいのですが、
イタリアでの朝食はコーヒーやワインにビスコッティを浸して食べるのが一般的。
米粉 500グラム(打ち粉用に大さじ2杯分を寄せておく)
きび砂糖 200〜250グラム
卵 3個
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 ひとつまみ
アーモンド 200グラムくらい
① 170℃のオーブンでアーモンドを10分ほど焼いておく(その後、200℃にあげて庫内を温めておく)
② 大きめのボールに卵3個をとき、砂糖を溶かすようにざっとかき混ぜる(バニラエッセンスを加えたいときは、ここで!)
③ 米粉とベーキングパウダーを軽く混ぜ合わせたのち②のボールに入れ、ざっくり混ぜる
④ 打ち粉をし、台に生地を置きローストしたアーモンドを入れる
⑤ 生地を4つほどに分け、高さ2センチほどのナマコ型にする
⑥ オーブンの庫内温度を180℃に下げ20分前後待ちます。軽く表面に色が付いたらOK
⑦ 生地が温かいうちに厚さ2センチほどに斜めに切り、切り口を上にして150℃のオーブンで10〜15分もう一度焼く
⑧ カラカラになれれば完成です♪
5日~7日は不在となります
お客様より
米の重さと容量
むかしむかし、お米は確かにマス目(容量)で取り引きされ、売られていました。
そのなごりで、今でもお米を1合とか1升とか、容量で表現されることがあります。
しかしお米は粒物ですから、枡に入れて一生懸命トントンと叩けばたくさん入るし、
フワッと盛れば少なく計ることも できます。
それで現在では、計量は重量でなければならないことになっています。
1キログラムの容量は??、ということになるのですが、
お米は種類(品種)によっても、またその年の天候によっても粒の大きさは千差万別。
そこで一般的には1合は 150グラム±50グラム というのが目安で、
料理の本などで1カップというときには、大体150グラムを指しているようです。
ですから逆算すれば分かるように、1キログラムのお米(精白米)は、おおよそ7合ということになります。
蛇足ですが、液体の商品でも酒や醤油は1リットルとか1.8リットル(約1升)で 売られていますが、
食用油の計量は重さで、約1升は 1.65キログラム として流通しています。
それは 油は温度などで容量が変化するからだそうです。知っていました?
四国はさかながうまい!
秋田も魚が旨いが、こちらは魚種が豊富でびっくり
グレ(メジナ)にポン酢と薬味をタップリ!
生臭さまったくなく、美味。
「ウツボのからあげ」
これには、味にうるさい大先輩も感激。
コウイカの刺身
身がサクサク&甘い
四万十川のウナギをいただく。
隣の観光客は国産と外国産の食べ比べをしていましたね。
国産は身がシッカリしていましたが、タレは私にはチョットしょっぱいかんじ。
同じ場所で、テナガエビをいただく。
昨夜の小料理屋で食べたテナガエビと違い下処理のしかたが上手で
カラが喉に残ることなく、エビそのものの味を堪能。
ここで、あおさのりの天ぷらに遭遇!!
うまい!うますぎる!!
個人的には芋焼酎と一緒にが理想。
宇和島で「鯛めし」に遭遇。
こちらは南予の鯛めし、今治や松山では
焼いた鯛をごはんと一緒に炊き込んだモノを鯛めしと呼ぶそうだが←秋田も
南予地方では
鯛のづけに甘辛タレをかけ豪快にかき混ぜていただくそうです。
八幡浜市でたべた「さつま飯」 名前の由来は鹿児島から伝承されたと言われているが
定かでは無いとのこと。
宇和海の新鮮な魚(はらんぼ等の白身小魚)を焼き、身をほぐしてすり鉢で麦味噌とすり合わせる。
それを逆さにしてきつね色になるまで火であぶって香ばしさを出し、
魚の骨からとった出し汁と合わせ、醤油などいれ味を整えてから御飯にかけて召し上がります。
これは何と申しますか・・シーチキンマヨネーズを和風バージョンと申したら良いか??
今回の旅で一番食べやすく気に入った庶民料理です。
案内してくれた八幡浜市在住の農家さんは、子供の頃飽きるほど食卓に上がったので、
いまはほとんど口にすることが無いと笑っておりました。
最後に
二泊三日の道中、唯一肉を食したのは二日目の宇和島の夜
四国でとれた鹿肉を注文。
下処理が上手、レアにしてることで、草食動物の臭みを感じさせません。
鹿肉好きの私としては逆にそれが物足りないのですが、万人にはおすすめです。
愛媛県八幡浜市の農家をたずねて
日本全国の作目を越えたプロ農家の集まり「食の匠の会」
ここで長年お世話になっている八幡浜市の柑橘農家
清家農産にお邪魔して参りました。
港町に住宅を構え、すぐ上の山一面に広がる柑橘畑に敷設された乗用車一台しか通れない
管理道路をグルグルと蛇行して園地まで。
園主はさすが手慣れたモノで突然前方に現れる対向車にも迅速に待避所へバック・路肩寄せで
見事と感心するばかり。
職場の眺めは良いのだが、急勾配での収穫作業は年配者には重労働である。
奥様と二人の経営ですが、収穫時には8人ほど雇い入れているそうです。
柑橘農家も価格の低迷・重労働だということで担い手が減っているのが現状、耕作放棄地も
急速に増えているそうで、条件の悪い土地(山の上部・日照不足)が中心となっているため
買い手も付かず、地域コミュニティーの縮小に拍車がかかっているようです。
稲とミカン作目の違いこそあれ、問題は同じです。
国が税金を投入し、農地を集め整備し貸し出す組織を立ち上げるようですが、
このような条件不利地をどうやって担い手に貸し付けるのかは甚だ疑問である。
皆様が納めた税金がどのようにつかわれ、有効に機能しているのか監視していかなければ
いけません、国が悪いのではなく無関心な私たちに一番問題があるのではないでしょうか。
最後に隣町にある伊方原発を見学していきました。
ビジターセンターから望む、
三号機は右手松林の上からかすかにドーム部分だけが見えます。
緊急時の指令センターなどが原発施設とは別に設けられているということで、
安全審査も順調で再稼働が一番有力視されています。
風力にも力を入れており、伊方町・佐田岬半島は電力の町なのだと実感。
年末に落雷があり、一部風車の羽根が破損。
その補修工事で通行止めだったのをよくわからず、撮影スポットまでおとずれたため
警備員に注意を受けてしまいました。(汗)
あこがれの四万十川
本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」と呼ばれる
我が田んぼのお隣さんが高知県四万十市出身ということもあり
ご実家に帰省中に便乗させていただき、四万十を案内して頂きました。
みよ!この透明度。
決して年間を通じての水質はとくに飛び抜けているわけではない四万十川ですが、
本流域にダムや堰堤がなく、田んぼや畑も少ないため水のよどみが少なく水温の低い
この時期の透明度は抜群である。 (ここで水深3メートル、川底がクッキリ)
屋形船初体験
窓にはガラスがはめ込まれており、冷たい川風を防げるため快適そのもの。
フジテレビドラマ [ 遅咲きのヒマワリ ] の撮影現場になった沈下橋
沈下橋とは増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のことです。
ダムや堰堤が無いため台風や大雨による川の水量をコントロールできないこともあり
水面は普段の5〜6倍も高くなるときがあるそうです。
地域住民に欠かせない橋を災害から守るため、土砂や流木の影響を受けにくいシンプルで強固な
構造となっています。
レンタカー(トヨタアクア)にて渡ってみましたよ、
助手席の大先輩はガッチリと車の手すりを掴んでおりました。(笑)
渓流釣りを好む農場主としては、夏に上流部で大ヤマメを狙ってみたいところではありますが
なにせ日本で一番暑いところ(40.7℃)ですから、遠慮しておきます。
最後に四万十川を中心とした西日本側にしか生息していないといわれる「アカメ」の写真をどうぞ。
追加
高知龍馬空港へ向かう空路から撮影
桂浜にて
坂本龍馬像
日本一低い山
ごはん1杯分で赤とんぼが何匹育つ?
いや~世の中には色々調べる人がいるんですね。
農と自然の研究所調査資料によると、約3株分の田んぼの面積で1匹の赤とんぼが育つと言われています。
ごはん一杯は同じく約3株分ですから、ごはん1杯で1匹の赤とんぼが育つことになります。
ここの資料によると、さらにごはん100杯でトノサマガエル1匹が育つと書かれております。
最近は、田んぼでは以前より農薬の回数を減らしたり、強力な農薬を使わなくなったので、子供の頃田んぼにいた昆虫が戻ってきました。
10年前は絶滅したのでは?と思わせるほど見ることのでき無かったゲンゴロウを田んぼの中で発見!
次は、田んぼでタガメを見つけるのが夢です。
21日~23日は不在となります
お客様より
お米を作るのに必要な水の量は?
お客様より
田中ファーム様
いつも美味しいお米をありがとうございます。
3分づきは、白米とは香りも見た目も味も違いますが、白米同様とても美味しい です。
お米を食べてるという実感が好きです。
やっぱり日本人はお米を食べることで、頭と心と体がきちんと機能するんだな あ、と改めて実感。
漬物も早速頂きました。
とっても美味^^ ありがとうございます! 一言御礼です。
※おばあちゃんの感謝の気持を込めて、手作り漬物プレゼント中です。
20140112
昨夜までの大荒れ模様が終息したと思えば
今度は大きな綿雪が深深と積もり出しました。
しばらくは、毎朝の除雪が日課となりそうです。
[youtube]http://youtu.be/ZFk20gZ7Y4I[/youtube]
実証試験を開始いたしました
様々な農業シーンに柔軟に対応するべく農業ICTセンサーの開発・実証に取り組んでいる
趣味レベルでの温度センサーと弱電無線技術及びインターネット利用による、
ハウス内温度の携帯端末および自宅パソコンでの把握に成功。
今回は、3Gシールドアライアンスに協賛し複数のセンサーとカメラ&携帯データ通信を備えた端末を
開発して頂きました。(先輩農家の野菜ハウスにて試験中)
多少お金はかかりますが、個人レベルでやるよりは開発スピードと質が違う(あたりまえか)
クラウドシステムによりインターネットを利用できる端末であれば自由に閲覧可能で、
アプリの使いやすさには感心。
最初は水耕栽培ハウス内部のデータ把握・蓄積試験に挑戦中。
今後はソーラーパネルの利用・農作業にあわせてセンサーを取り替えながら利用できないか模索してまいります。
毎日ごはんを茶碗1杯余計に食べると水田面積が増える??
今や日本の水田作付け面積はピーク時より50パーセントも減ってしまいました
日本国民の食生活の多様化に伴い、ごはんの消費量も減少傾向の一途をたどっております。
お米も作れば売れるという時代ではなくなったので、米作り農家サイドの頭の切り替えが必要ではないでしょうか。
さて、お茶碗1杯のごはん(精米約60g)分を毎日私たちが普段より多く食べると
実に600,000ヘクタールの田んぼがよみがえるという試算が出ております。
ただしこれは生産側から見た勝手な言い分。
さあ、どうやって皆さんに食べていただけるのか?
それとも国策にのって加工用米、新規需要米(飼料用米、米粉用米等)、備蓄米を生産するのか?
農家も作るだけでなく、どう買っていただくのか考えなければいけない時代ですね。
※水田作付面積 昭和34年320万ヘクタール 平成24年158万ヘクタール
希少な発芽玄米モチ
初仕事
お米ができるまで
おばあちゃんの手作り漬け物
お客様より
大晦日にうれしい挨拶状が届きました
お世話になっております。 28日に米と黒豆が届きました。 箱をあけてびっくり、黒豆をプレゼントいただき 本当にありがとうございます。 秋・冬・春は必ず毎日味噌汁を飲んでいる生活をして います。2014年の元日より、さっそく黒豆味噌の味噌 汁をいただこうと思っています。 黒豆味噌は初めてです。少しワクワクしています。 また、今年は田中ファームの黒豆でお節料理の黒豆を 煮ました。柔らかく美味しく煮ることができました。 お正月の料理はこの時期にたっぷりと楽しみたいと思 い、1kgも購入しました。今日は300g煮まして、明日 実家へ行く際に半分持っていく予定です。 今回本当はお正月用の切り餅を購入しようと思ってい たのですが、品切れ中で、残念でした。 来年は早めにチェックします。 今年の冬は一段と寒そうです。 兵庫県でも寒いと感じておりますので、秋田はかなり の寒さと想像しています。 きっとすでに雪も積もっているのでは… 来年も美味しいお米や豆、味噌作ってください。 よろしくお願いいたします。 田中ファームの皆さま、良いお年を迎えてください。 有難うございました。
あけましておめでとうございます
今年も大変お世話になりました
大晦日に思うこと。。
農地機構、国が関与して農地をまとめ担い手に貸し出す事業がここに来て大きく動き出した。
新聞記事より
農業への企業参入障壁がユックリと開かれる事になるのか、
農地機構への地方関与が薄れた背景には産業競争力会議の影響も考えられなくもない。
経済界トップの御仁が目指すであろう米国をモデルとした垂直統合型農業を推し進めていくことになれば、巨大コングロマリッドに属すことになるであろう地域担い手農家・法人は現代版小作農化し、全てはマニュアル化され農産物をつくる歓びなど感じる時間も与えられないであろう。
小さくても良いから・異端児でも良いから自己完結型の構築をより堅牢なモノにしていかなければと思う。
来年も頑張って農業を続けて参りますので、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
農場主