ぬか喜びできぬ出来秋 20210910
2021年9月10日 Category-農場主のたわごと
いよいよ、東北も稲刈りシーズン到来です。
ここ数年は台風やら豪雨の影響もなく、
秋作業自体はおだやかですが、
お米をめぐる環境が喜ばしくない状況(予測されていましたが)。
前年から1俵1500円〜2500円落ち、
荷が動かないなどの情報紙紙面内容に落ち込んでおります。
巷では自民党総裁選挙→衆議院選挙にからみ、
農林族議員中心に農業経営体への補助支援策が提言され始めましたが、
どうなるのでしょうか。
7月に都市部の中学生から農業(水田)に関してのご質問をうけ回答したのですが、
こちらからも宿題を出したので、ここに私の答えを記しておきます。
【米の生産額に対し、農家への補助がどのくらい出ているか調べてみてください】
水田活用直接支払交付金 3,050億円
収入減少影響緩和対策交付金 645億円
米穀周年供給需要拡大支援事業など 51億円
畑作物直接支払い交付金 2,163億円 合計約5,900億円
このほかに備蓄米20.7万トンを買い入れて、5年経過後に飼料用米として売却する差損28億円/年間くらいかな?
(ここの部分はの考察は怪しいです)
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耳障りの良い、保護政策も結構ですが、
農業従事者の平均年齢は68歳(毎年指摘されているとは思うけど)。
農業経営体の定義も含めテコ入れが必要ではないでしょうか。
なにやら、かき乱される予感。