巨大なサイフォン管

2016年7月28日 Category-気になるモノ

 

当村は広大な湖の内側に堤防をもうけ

内部の水を外に排水することにより

湖面を露出し、干上がらせ、軟弱地に盛り土し

築きあげられた大地です。

湖底までの水深は平均3m。

堤防内部は湖水を排出したので

水面より低い大地でわたしたちは

産業及び生活を営んでおります。

 

農業用水に活用する水の取り入れは

堤防の強度を低下することのないよう

※サイフォン現象を利用した

19カ所のパイプラインを活用し

(実測したわけでありませんが、外径80㎝程度)

堤防を乗り越え

碁盤の目状に張り巡らされた用水路を通り

農業用水として活用しております。

 

内部に入れた農業用水や浸透水及び雨水は

排水しないと増水し大変な事になるわけですが

4カ所の排水場で余水状況を監視しながら

日々堤防外部へと排出しています。

排水ポンプ場については改めて別の記事で説明したいと思います。

 

※サイフォン
高い位置と低い位置を管でつないだ場合
管の中が水で満たされていれば
管の途中により高い位置があってもポンプでくみ上げることなく水が低い位置へ流れるしくみ。

 

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