農業経営に補助金は栄養剤並みに有り難い、しかし…
2016年7月9日 Category-農場主のたわごと
農村通信7月号から抜粋
静岡大学教授 遠山弘徳
「誇り」を促す農業支援を
– 農家のみなさんが熱心に働くのは、日本の食糧供給や食文化を支えているという誇り、農業それ自体が好きという動機からかもしれません。
ところが補助金には金銭的動機を助長し、誇りのような動機を損なう可能性があります。
もちろん、実際には、倫理的な動機と補助金がまったく相容れないというわけではなく、生産性向上には補助金は必用です。
しかし、求められるのは、どのような農業支援策が採用されるにせよ、農業の「誇り」を損なわない、むしろ促す制度設計だということです。 –
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