田んぼの中心部と外周

無農薬田のあきたこまちも順調に生育中
好天続きで雑草に対しても当然好条件であることから、
いつもの年よりヒエの成長が早く雑草退治に難儀しそうな勢いである。
二回目の除草機作業中に田んぼの真ん中(下)と田んぼの外周(上)の
写真を比較してみました。
外周は明らかに葉が所々虫に食べられていますね、これはイネミズゾウムシという
虫に食されてしまった影響です、虫たちはその後水中にもぐり卵を産み付け
その幼虫が今度は稲の根を食べ生育を阻害しています。
左の写真は丁度幼虫に根がやられ、弱っている感じです。
除草機で株元の土を攪拌していますが、 防除効果があるのかは不明です。
田んぼ周辺の雑草はこのような虫のたまり場になるためこまめに草刈りしているのですが、
根本的な解決とはならず一部虫との共生という言い訳をこじつけ現実逃避。
あとは稲が早く大きくなってくれるのを待ち望んでいます。
ついでに水面にプカプカ浮いているのは、田んぼの表土が珪藻類によって浮き上がる現象で、
これが強い風の影響で風下側に片寄り、稲を押しつぶしたり土壌の還元化を引き起こし
根を傷め、生育障害を引き起こします。
ネットで検索してみると、低温多肥などが原因と表記されていますが、当地では毎年一定量の発生が
みられるようです。
中心部は無農薬栽培で有りながらほぼ減農薬栽培と変わらず元気で葉も綺麗な状態を今のところ保っています。
先人のお言葉で《稲は外周でとる》といわれていますが、化学合成農薬を使わない栽培では、
中心部の被害をいかに少なくし、安定収量を得るかが我が家の課題です。