愛媛県八幡浜市の農家をたずねて

2014年1月26日 Category-農のある風景 , 農場主のたわごと

日本全国の作目を越えたプロ農家の集まり「食の匠の会」

ここで長年お世話になっている八幡浜市の柑橘農家
清家農産にお邪魔して参りました。

 

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港町に住宅を構え、すぐ上の山一面に広がる柑橘畑に敷設された乗用車一台しか通れない
管理道路をグルグルと蛇行して園地まで。

園主はさすが手慣れたモノで突然前方に現れる対向車にも迅速に待避所へバック・路肩寄せで
見事と感心するばかり。

 

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職場の眺めは良いのだが、急勾配での収穫作業は年配者には重労働である。
奥様と二人の経営ですが、収穫時には8人ほど雇い入れているそうです。

柑橘農家も価格の低迷・重労働だということで担い手が減っているのが現状、耕作放棄地も
急速に増えているそうで、条件の悪い土地(山の上部・日照不足)が中心となっているため
買い手も付かず、地域コミュニティーの縮小に拍車がかかっているようです。
稲とミカン作目の違いこそあれ、問題は同じです。

国が税金を投入し、農地を集め整備し貸し出す組織を立ち上げるようですが、
このような条件不利地をどうやって担い手に貸し付けるのかは甚だ疑問である。

皆様が納めた税金がどのようにつかわれ、有効に機能しているのか監視していかなければ
いけません、国が悪いのではなく無関心な私たちに一番問題があるのではないでしょうか。

 

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最後に隣町にある伊方原発を見学していきました。

ビジターセンターから望む、
三号機は右手松林の上からかすかにドーム部分だけが見えます。

緊急時の指令センターなどが原発施設とは別に設けられているということで、
安全審査も順調で再稼働が一番有力視されています。

 

 

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風力にも力を入れており、伊方町・佐田岬半島は電力の町なのだと実感。

年末に落雷があり、一部風車の羽根が破損。
その補修工事で通行止めだったのをよくわからず、撮影スポットまでおとずれたため
警備員に注意を受けてしまいました。(汗)

 

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