ぬか喜びできぬ出来秋 20210910
いよいよ、東北も稲刈りシーズン到来です。
ここ数年は台風やら豪雨の影響もなく、
秋作業自体はおだやかですが、
お米をめぐる環境が喜ばしくない状況(予測されていましたが)。
前年から1俵1500円〜2500円落ち、
荷が動かないなどの情報紙紙面内容に落ち込んでおります。
巷では自民党総裁選挙→衆議院選挙にからみ、
農林族議員中心に農業経営体への補助支援策が提言され始めましたが、
どうなるのでしょうか。
7月に都市部の中学生から農業(水田)に関してのご質問をうけ回答したのですが、
こちらからも宿題を出したので、ここに私の答えを記しておきます。
【米の生産額に対し、農家への補助がどのくらい出ているか調べてみてください】
水田活用直接支払交付金 3,050億円
収入減少影響緩和対策交付金 645億円
米穀周年供給需要拡大支援事業など 51億円
畑作物直接支払い交付金 2,163億円 合計約5,900億円
このほかに備蓄米20.7万トンを買い入れて、5年経過後に飼料用米として売却する差損28億円/年間くらいかな?
(ここの部分はの考察は怪しいです)
・
・
耳障りの良い、保護政策も結構ですが、
農業従事者の平均年齢は68歳(毎年指摘されているとは思うけど)。
農業経営体の定義も含めテコ入れが必要ではないでしょうか。
なにやら、かき乱される予感。
農場歳時記 20200506
あぶらを食べる?
懇意にして頂いている、先輩農家さんのお声掛けで
稀少なジビエ(獣肉)を堪能してきました。
・
・
そう、久しぶりの熊鍋。
実はこの鍋、熊肉より熊油(脂)がうまいのです(農場主主観)
具は豆腐や大根・少量のネギ程度にしないと、
熊のうま味が消えてしまうと、先輩農家の弁。
人参やゴボウを入れるとその甘みで味が崩れるとか。
遠慮無く、オタマを底からすくうように持ち上げ、
自らの椀によそう。
椀の表面には厚さ1ミリもあろうかと思われる、
さらさらの熊油の層!!
熊肉は灰褐色でやや固く、食感、味ともに農場主的には好みではない。
見た目は、げっ!と思われるかもしれませんが、
この熊油、口に含むと非常にサラサラとしており、
口内や胃にまとわりつく感じも全くなく、
味噌・醤油で仕上げたやや塩味の強い汁と口内でうまくまとまり、
とにかくうまいんですよ。
農場主、三杯おかわりしました。
ちょっとあれなんですが、
大量の熊油を摂取しても、翌日のトイレに変化がなかったのは、
熊油の不思議。
熊のエネルギーを体内にしっかり取りこみましたので、
令和2年もバリバリ働きますよ。
#田中ファーム
#tanakafarm
#稲穂の力
#秋田
#マタギ
#熊
#熊肉
#ジビエ
#獣
#精力アップ
#暴れん坊将軍
見えぬ糸にたぐり寄せられて
・
初雪ちらつき始めた11月末、
父親の知人の出棺・火葬に参列してきました。
お悔やみのお言葉を掛けると、
喪主から1人の女性を紹介されました。
その方は千葉県から斎場にいらっしゃり、
私を知っていると一礼された。
一瞬理解できないで困惑する私に、
自身の名字を告げ「田中ファームのお米で育ちました」
と思いがけない言葉に、
うれしいやら気恥ずかしいやら。
父の知人が引き合わせてくれたのでしょうか。
来シーズンも稲作り頑張れそうです。
・
熱闘甲子園
「ドルゴ」と言う名の極小リンゴ
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手始めにジャムを作って見る。
ネットで調べ、糖分は12%仕上げ。
種とガクを取り、
果皮はそのままにし煮詰めましたので、
透明感のある仕上がりにはなりませんでしたが、
果皮のやや強みのある赤と果肉の白が合わさったことで、
柔らかな色合いの赤紅色に落ち着きました。
最初、口に含むと「ドルゴ」を生で口にしたときと同じ、
強い酸味が舌を刺激し、
数秒後に口の奥の方からフワッと糖分が浮き出てくる甘さ。
紅玉の代わりにタルトやパイにつかうのがベストかな。
ごはんと一緒に炊いたらどうなるのかと想像するも、
細君に怒られそうなので、不在の時にでも実験してみようか。
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・芯を取り除くのがけっこう手間
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・200グラムをレンジで1分過熱
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・レンジで加熱後、グラニュー糖を重量比12%で混ぜさらに1分加熱
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・今回は皮入り&レンジで簡単に作りましたが、
皮を濾し不純物を取り除き、土鍋でユックリと煮詰めると
赤ワインのようなゼリー状のジャムができあがります。
(↓なんかトマトペーストみたいですね 笑)
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商品イメージがわかるよう、3D画像を活用
今回は米ぬかホットパッドの3D撮影に挑戦
最近の携帯電話のカメラはスゴいです…
リンク先はソニーモバイル内のわが家の3D画像が納められている場所です。
農場主
創作かるた「おおがたむらのこめづくり」 おの札
お
おもだかが
すくすく育ち
農家顔負け
– 種と塊茎(球根のようなもの)で増える難防除性の雑草
その特徴ある葉形から、観賞用としても栽培されることもある。
稲作農家としては,にわかに信じがたい話である。 –
創作かるた 「おおがたむらのこめづくり」は
こちらから購入できます。
http://tanakafarm.jp/products/detail.php?product_id=75
夏場の方が売れる、ホットパッド
最近ポツポツとではあるが3〜5袋まとめ買い(柄はおまかせで)
ホットパッドが売れています。
冷房風で身体が冷えるからでしょうか?
夏風邪はこじらせると,長引きますので
身体をホットパッドで温めるなどして、予防に努めましょう。
米ぬかホットパッドはこちらから
ふるさと納税サイト –さとふる–
ふるさと納税の御礼品として
創作かるた 「おおがたむらのこめづくり」を登録させて頂きました。
ふるさと納税サイト –さとふる-
https://www.satofull.jp/
創作カルタ「おおがたむらのこめづくり」
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1020227
生育調査から予測する
東北農政局 統計チームが計測集計している圃場データ(個人分)が届く。
一度調査圃場に選ばれると、三年継続調査となるようで、
特に不都合も無いので同意しています。
個人的に生育調査はしておらず、目測による判断が主なので、
データを見ると頷けるところと、えっ!驚かされる数値もあったり。
さっそくデーターの整合性を確かめるべくメジャーを持って測定してきます。
昨年と肥料成分の量は全く変わっていないのに、
画一性というか再現性に乏しいのが、土地利用型農業の面白いところ。
今年のデータをみて思うのは、このままで行くと稲がヒョロヒョロ伸びて
倒れやすくなりますよということでしょうか…。
創作かるた「おおがたむらのこめづくり」 うの札
う
うちごはん
暖かさ伝わる
母の味
– 熱々のごはんと好物のおかず
ああっ!これだと感じさせてくれる母の味
帰省し最初の食卓でわが家の子に戻る –
創作かるた 「おおがたむらのこめづくり」は
こちらから購入できます。
創作かるた 「おおがたむらのこめづくり」
随分ご無沙汰の投稿となってしまいました。
農場主細々ながら、元気に野良仕事に汗しております。
人と違ったものつくりをして
販売促進?につなげようと、新たな試みに挑戦です。
大潟村の米作りや農家の思い、秋田の風土を紹介した郷土かるた
絵札・読み札に農場主の思いを込めましたので、
ご注文お待ちしております。
読み札48枚 絵札48枚 予備札1枚
http://tanakafarm.jp/products/detail.php?product_id=75
2025年の日本農業
21世紀政策研究所の試算によると
2015年に95万戸の稲作農家数が、
2025年には38万戸、
2030年には11万戸、
と予想。
数字だけで判断すると泣けてくる。
実は零細農家が激減し、
大規模農家が増加(集約)するゆえ、
効率化が進み、
生産額ベースでは増えていくということらしい。
悪いことは続くもの…
3月末、以前より動作が緩慢になった業務用パソコンが壊れました!
(一週間後には業務用ソフト会社の協力により復旧済み)
OSはウィンドウズヴィスタを使用していたのですが
バックアップ知識が浅はかであったため
外部ハードディスクにOS標準機能であるコンピューター丸ごとコピーを
定期的に行っていたわけですが、
すでにサポートも終わっているOSを元に戻すのは
現実的ではなく復元はあきらめることに。
過去のお便りとラベル印刷データを失ってしまったことは
悲しい。
宅配業務のデータは問題無く移行できたので
それだけでもありがたいと思うことにしよう。
いまは、ドキュメントファイルを二台のハードディスクに定期バックアップしています。
トラクターの座席をとりはらい、下をのぞく。
トラブルは重なるのか
昨日(4月10日)トラクター壊れてしまいました!
建設機械と同様、油圧モーターで進む機械なので
モーターと油圧ポンプを繋ぐホースが破れると走行不能になる。
今回右側のホース破れであったが、経年劣化も考えられますので、
左側も同時交換することに。
部品はいつ届くのか?
在庫があるのか?
不明である。
ドタバタしても始まらない、
田んぼに水を入れる前の故障であったので
不幸中の幸いと受け止め、
ここはユックリと構え修理を待つことにしよう。
春作業に向けてウォームアップはじめました
気持ちは若くとも
身体は正直ということか。
冷える作業小屋で連日の籾すり作業
己の年を考えて袋詰めのペースを落としても
指の爪が痛い。
温かいストーブの前で身体を休めていると
細君から家事代行の指示が…
男はつらいよ
荒廃農地問題に見え隠れするさらなる問題点
「平成27年の荒廃農地面積」
28万4千ヘクタール 前年比103%漸増
政府は農地の集約化を図る目的で「農地中間管理機構」を設立運営し、
農地の貸し手と借り手のスムーズな受け渡しをすすめてはいるものの、
それ以上に荒廃面積が増えているというデータだ。
私がもし一部の農地の貸し手だとしたら、
貸し出す農地は自己所有の農地の中で一番生産性の低い
農地もしくは手間のかかる遠隔農地を貸し出すであろう。
借り手としても、奥深い山や地力の低い土地では
かえって手間ばかりかかり経営全体の生産性を落とす結果にもなりかねないので、
斡旋情報こそあれど、手の出しにくい状況ではないでしょうか。
全耕地面積447万1千ヘクタールの6.4%が荒廃農地とあるが、
農水省はさらに相続未登記農地の実態調査結果も発表しており、
相続未登録またはそのおそれがある農地の合計が93万5千ヘクタールに及んだ。
相続未登記農地が優良農地地帯に点在してしまっては、集約化もままならず
国の目指す効率的な農業推進には足かせだ。
稲作ベースで考えてみると
もはや米の需要は減り続け、米を生産する基盤である田んぼはそんなに必要ないことを考えれば、
荒廃農地28万+相続未登記農地93万農地の減少は需給バランスが保てるため有り難い。
しかしながら、虫食い状態の農地が点在するのも困りもの、法的対策が必要である。
余談ではあるが、27〜28年における日本における米の需要量770万トン
お米の10a当収量を540㎏と考えれば、1ヘクタール当5.4トンの収量であるから
770万÷5.4=1,425,925 142万ヘクタールの田んぼがあれば充分という計算になります。
平成27年度の国内における田んぼの面積は244万ヘクタール。
チョット乱暴ではありますが、100万ヘクタールの田んぼが多すぎるとなります。
参考
週刊ライスビジネス
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くま、クマ、熊 生態と被害防止策を学ぶ
クマ等の生態と被害防止対策について学んできました。
秋田県森林学習交流館 プラザクリンプトン会議室
- 主催/秋田県森林学習交流館・プラザクリプトン
- 協賛/(一社)秋田県森と水の協会
- 協力/秋田県森の案内人協議会
詳細な調査はおこなわれておらず、
昨年隣県の岩手県で発表された予想頭数は3500頭であり、
秋田県内においても同頭数はいると推測される。
雑食性ではあるが肉を好み、
偏食傾向を示し、肉を食べ始めると、肉のみを求める傾向。
死肉も食すので、遭遇時の死んだふりは迷信。
この時間帯、クマの出没可能性がある地域に
接近・通過する際には十分な注意が必要。
熊鈴や爆竹は効果が認められるが、
《親子熊・餌付け熊(残飯など)・肉の味を知った熊》に遭遇した場合、
このような行為はむしろ熊をおびよせる結果となる。
対峙した状態を保ちユックリと後ずさりし徐々に距離をとる。
熊が接近してきた場合は、熊撃退スプレーを使用するが、
噴射有効距離が7〜10mであり、
熊の目鼻に噴射しないと効果が無いことから、
なるべく近距離で使用(←ここの部分はかなりの勇気)※熊よけスプレーの効果や使い方
ニホンジカやイノシシが確認、年々その頭数を増やしており、
その一因として舗装道路に散布される融雪剤(塩化ナトリウム)の塩分を摂取することにより
冬期間の体力維持、爆発的な生息数増加につながっていると警告する。
論点は理解するが、ますます人口減少していくであろう地域において、
緩衝地帯等維持する負担を考えると実現性は不透明である。
民間の力で事業を興し、緩衝地帯を維持していくのか、
喫緊の課題である。
秋田県水と緑の森づくり税として県税を負担しております。
年の瀬におもうこと
農林水産省12月22日付け発表
平成29年度農林水産予算概算
http://www.maff.go.jp/j/budget/29kettei.html
2兆8千億円
平成27年農業総産出額および生産農業所得額
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/nougyou_sansyutu/attach/pdf/index-2.pdf
8兆8千億円
ざっくりといえば、生産した農産物を販売し経費を差し引いた残りの部分
(もうけ)のうち補助金が3割含まれていると考えられる。
品目やその取り組みによっては、3割以上におよぶ。
国の財政が益々逼迫する中、産業保護はどこまで許されるのか?
人口減、動態の変化にともない食業界もシュリンクしていくのは明白、
現行の保護の考え方を改めねばならないのではないか。
米の消費動向調査結果
年末をむかえ、米&農産物の発送業務が忙しくなってきました。
あわせて定期発送のお客様より一時休止の用命が多いのも
この時期である。
おもな理由は進物としてお米を頂いたから。
お米を主たる糧として生計をたてている者としては
心中穏やかではない。
なぜなら、同じ米生産者でありながら
有償販売する人と無償譲渡する人がいるからである。
無償譲渡は調査によると新米時期にをむかえる10月で
実に20%の消費者が米を無償でいただいたことになる。
※参考 米穀機構 米ネット–米の消費動向調査結果による–
http://www.komenet.jp/jishuchousa/6.html
生産者それぞれの思いもあり、
有償であろうが無償であろうが自由だが、
つくづく不思議な産業である。
それに加え、農業者を一律に保護する補助金制度も
そろそろ国民の同意を得られなくなるのではないだろうか。
その時になって慌てぬよう
常に自分の足で大地を踏みしめていたいものだ。
農場主、長崎に向かう!
・
同じ干拓地にて営むものとして、
ここ諫早の地は感慨深い。
食糧増産・治水目的で完工されたが、
計画時途中で目的は薄れ、
干拓に伴う漁業被害報道などもあり、
漁業関係者と干拓地営農者との軋轢を生んでしまう。
開門はしない方向で、
和解案が今も続いているが、
調整は難航しているようである。
干拓地内は旧干拓地と新干拓地とに分かれ
田と畑の地目の違いなのか?
海に近い新干拓地は畑地・ハウス園芸
旧干拓地は水田作とハッキリ分かれていました。
・
・
遠浅の海や干潟、
水深の浅い湖沼やその浅瀬を仕切り、
その場の水を抜き取ったり
干上がらせるなどして陸地にすること。
— wikipediaより —
諫早干拓地でおこなわれている農業とは?
長崎県HPより
http://www.pref.nagasaki.jp/…/n…/isakan/naruhodo/100049.html
・
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・
白かぼちゃ
仕事をおやすみして登山へ
今日は久し振りの山登り
地元の名峰「秋田駒ヶ岳」へ
昨夜就寝前に天気予報を確認したときは
太平洋上に1個台風があったのに
朝起きた時には3個になっていてビックリ。
どうやら台風11号の影響でしょうか、
8合目より上は濃霧・霧雨のため
壮大な景色を眺めることが出来ず
ひたすら脚力を鍛えるだけの
単調な登山となってしまいました。
これも登山ですね!!
田沢湖駅→国見温泉登山口(タクシー利用)→横長根→男岳分岐→駒池(ムーミン谷)→男岳(強風のため途中断念)→阿弥陀池→片倉山→硫黄鉱山跡地→8合目駐車場→アルパこまくさ(バス移動・入浴)→田沢湖駅(バス移動)
ヤマトリカブト
コマクサ
」
硫黄鉱山跡地で固まりを発見
濃霧で全く見えません
国見温泉
おまけ
・
・
熊スプレーを手に入れて安心の
T澤氏
二百十日
立春から210日目のことをさし
台風の特異日といわれていますが、
調べてみても根拠はないようです。
あわせて220日目も農家の厄日となっていますから
この10日間は雨風に要注意期間。
ちなみに2016年は8月31日
2015年には毎月1個は発生した台風でしたが
本年度は7月になるまで全く発生せず
1998年に次2番目に遅い記録でした。
1998年の台風データをみると
平均発生数25.5に対しこの年は16と少ないが
日本列島に接近した台風8 上陸した台風4
平年上陸数が2.7である事を考えると
発生の遅れや発生数の減少を喜んではいられない。
本年度発生数 7月は4個 8月は19日現在で5個
偏西風に乗り今後発生する台風が日本海側を通過する頃は
当地も稔りの秋を迎えることになるが、
天気予報を頻繁に見る機会が多くなる月でもある。
稲田の番人 田んぼに現る!
世の中はお盆だというのに
案山子つくりに没頭してしまった農場主です。
(ご先祖様へ14日はお墓参りにいきます)
今年の稲は茎の数がやや足りないので
(当然穂の数も少なくなる)
これ以上、モミ数を減らしたくないこともあり
鳥対策として
・へのへの1号 (ノンビリ読書家タイプ)
・へのへの2号 (熱血タイプ)
の投入となりました。
へのへの1号
へのへの2号
稲作りも終盤戦、最後の詰めが肝心です。
突如、稲田の番人あらわる!!
ん?
なにやら人型の怪しい物体
…
お察しの通り、
廃材を中心に作成中の案山子(かかし)
思い立ったら吉日とばかりに
インターネットで作り方を拾い読みし
夏の工作に没頭した農場主。
身長150㎝ほど。
針金5本を通しているので手・足・首を自由に曲げることが可能なんです。
ということで、
チョット変わり種の案山子にしてみました。
「読書に熱中しすぎて、仕事そっちのけの案山子」
我が家の田んぼにしばらく展示しております。
組木絵の修復作業
同一デザインの作品を複数作成することはまれでして..
(面倒くさがりゆえ)
展示用にお貸ししていた1号の背景部分の板に
著しく反りが発生したので、新しい板と交換。
1号と2号(自宅展示用)を並べてパチリ!
※組木絵とは、着色をせずに天然木の木肌を
複数パズルのように組み合わせたものです。
農場主の趣味として気が向いたら制作しています。
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自己責任 独りで草取りする農場主
[embedyt] http://www.youtube.com/watch?v=XPIVoCTCb38[/embedyt]
管理作業のミスが
炎天下の重労働となる…
反省。
[template id=”1803″]
白とうもろこし 失敗!
白とうもろこし
自分用に暇な時期に手入れしてきたのだが、
肝心の実が大きくなる時期に肥料成分が不足したようである
来年こそはと心に誓う農場主なのであった。
今日は7分づき
猛暑が続く秋田県
とはいっても35℃には達していないのですが
北東北の人間としては、
身の危険を感じるほどの暑さです。
午前11時から午後3時は
直射日光を避け、作業小屋で精米作業
陽が差さないといっても
作業小屋内部も30℃もあり
扇風機を回しながらの
精米袋詰め作業です。
夕方からは田んぼへ移動し
田んぼの中の雑草取りに汗を流します。
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暑いから 冷たいそばとキムチ
梅雨明け後夏日が続き
真夏日にむけてジワジワと最高気温があがる
当地(秋田県沿岸部)です。
こうも暑いと、お昼は手軽でサッパリした
そうめんやそばが中心となります。
日々の水分摂取量も多くなり
バテ気味になったところで、
冷蔵庫から幸楽の浅漬けハクサイキムチ
ニンニクたっぷりのキムチが
体のけだるさを吹き飛ばしてくれます。
そばの上にのせて
汁を付けずにそのまま召し上がれ。
熱々のごはんの時と違った
別の美味しさが口内に拡がります。
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キムチを食べて午後もガンバル!
梅雨明けまだの北東北です
外は曇天、むしむししていますが、草刈り作業です。
先日大館へ寄った際に買い求めた
「ホルモン幸楽」のキムチ
にんにく好きの方にはたまらない辛味をおさえた浅漬けキムチ
馬力つけ、午後も野良仕事頑張ります。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
23年前
我が大潟村に水の恵みを与え続けてくれている、最大河川「馬場目川」
戦前、馬場目岳を中心とする山々はブナと天然杉の混交林により
馬場目川は一年中安定した水位を保ち、清い水を八郎湖に注いだという。
戦後、ブナは切り倒され資材資源として杉が植林されたことにより
山に降り注ぐ雨の流れが変化し、集中豪雨による洪水や土石流問題が浮上してきました。
杉などの針葉樹は樹勢が傘状になっており、降り注いだ雨粒は山の斜面を一気に流れ下ります。
それに比べブナなどの広葉樹は葉で雨を受け止め、その雨水は枝、幹、
そして腐葉土が蓄積している根元へとしみこんでいきます。
その腐葉土を中心とした土壌に蓄えられた水分が長い月日をかけ
伏流水となり河川に流れ込みます。
23年前に地元有志により営林署から遊休斜面をお借りして
ブナの植林作業がはじまり、1993年から毎年11月3日に植え付けイベントを開催しており
そのための地ごしらえや草刈り作業も年2回ほど地味に続けてきております。
本年度一回目の草刈り作業ですが、3年前に植え付けたブナはまだ背丈程度、
イタドリなどの雑草に負け肩身の狭い様相でした。
刈り払い機や造林鎌をつかいブナ周りの雑草を刈り払い
太陽の恵みをたくさん受け、10メートルを超える木になるよう手入れしていきます。
今の現場は第三現場で、スキー場跡地ですが、
午後からは一番最初に植え始めた懐かしい植栽地の下草刈りにも行ってきました。
林道脇の藪を刈り進んでいくと、懐かしい看板が!!
さらに川を渡り、急斜面を刈り払い機を担いだまま登り上がると…
ブナの林が出来上がっていました。
そこには伏流水のながれも発生しており、空間には柔らかい光に満ちており
ブナ林の上空の風とは違い、心地よい空気の流れが肌を撫で
ブナのサワサワとした葉音と伏流水のせせらぎだけのBGM。
たった23年でもこんなに変われるということを実感
お手伝いを続けて良かったと感じた一日でありました。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
農業経営に補助金は栄養剤並みに有り難い、しかし…
農村通信7月号から抜粋
静岡大学教授 遠山弘徳
「誇り」を促す農業支援を
– 農家のみなさんが熱心に働くのは、日本の食糧供給や食文化を支えているという誇り、農業それ自体が好きという動機からかもしれません。
ところが補助金には金銭的動機を助長し、誇りのような動機を損なう可能性があります。
もちろん、実際には、倫理的な動機と補助金がまったく相容れないというわけではなく、生産性向上には補助金は必用です。
しかし、求められるのは、どのような農業支援策が採用されるにせよ、農業の「誇り」を損なわない、むしろ促す制度設計だということです。 –
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秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
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韓国農業者の訪問
昨年から県の観光課のご紹介で
なぜかわが家に立ち寄っていいただいてます。
本年から残念なことに
秋田空港発着の定期便の休止にともない
ご一行は青森空港から秋田県入り。
お隣の農業事情も日本とおなじで
少子高齢化による担い手不足・
農地の集約化による大規模経営が推し進められているとのこと。
米韓FTAの影響を伺ってみると、
農産物に於いては一時的に輸入が増えたが、
その後減ったのち横ばいとなっているので
影響は皆無だそうだ。
むしろ他製品の輸出(車・電子器機)が増加したため
貿易黒字傾向で推移しており
米国にとっては芳しくない。
大統領候補の方々もTPP見直しを公約としているのも
頷けます。
グローバル化といえど
未だ米国を中心に世界は回っていると言うことでしょうか。
後に気づいたが
精米所のセキュリティカメラのアラートで
知らない顔22人確認と通知がメールで届き
その精度にチョット驚いた。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
農業ICTとでもいうのでしょうか?
田んぼ用水路の余水状況を24時間把握できるのは
チョット嬉しい。
今年もT氏に感謝。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
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今週のあきたこまち
有機物の分解に伴い酸素が不足する現象が全体に散見
『還元障害』といい
酸素を不要とする細菌類が有機物を分解し
有機酸やメタンガスを発生させ、
稲の根へ酸素の供給を阻害します。
早速、落水して3日程乾かすつもりが
結局太陽は味方してくれず、
田面は強い雨に叩かれただけでしたが
雨水は溶存酸素量が多いと聞いていますから、
稲が元気になることに期待したいと思います。
今日は無農薬田で三回目の除草機作業
「体の鍛え方が足りない!」と先輩農家から言われそうであるが
120m×90mの田んぼをまんべんなく2m程の作業機で黙々と往復するのは
キツイ…。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
黄綬褒章
先輩農家が
平成28年春の叙勲・褒賞において
『黄綬褒章』
を叙勲されたことに、感嘆と心からのお祝いをお伝え致しました。
しかしながら、先輩農家の先進的な努力により
農業会への貢献を思い起こしてみれば、今回の褒章は当然のこと思います。
地域の良き指導者として、今後のさらなる活躍を祈念します。
さて!叙勲褒章の意味とは?
国家・社会に対して功労があった人へ授与される栄典「春秋叙勲」「春秋褒章」があります。
●叙勲とは?
長年にわたり公共や社会に功労があった70歳以上(または、所定条件に該当する55歳以上)に勲章を与えること。
●褒章とは?
学問や文化などの分野において優れた行いや功労のあった人に褒章(の記章)を与えること。
叙勲・褒章の種類や意味につきましては内閣府のリンクをご覧ください
ネットで調べていると、公務員の比率が多いとの批判も一部あるようです
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
山菜で初夏を感ずる
県域に拡がる山林の沢沿いで採取できる一般的な山菜
『みず』
アカミズ・ミズナ・ウワバミソウとも呼ぶ。
アクは無く、クセが無いのが特徴で
軽く粘りがあるのに、シャキシャキとした歯ごたえが
万人に好まれています。
秋田はこのような山菜が豊富に採れる。
インフラや都市開発が滞っていることが、
逆に豊富な自然の恵みを堪能できるメリットとなっている。
渓流釣りをしながら、リュックにミズを入れ
持ち帰るのが楽しみでした。
が、薄皮を剥いて処理をするのは妻
二度三度と感謝しながら、いただきます。
秋田の農家からご自宅へ『丁寧に育てた』お米をお届け
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今年の春は難しい天気
疲れた体にしょう油バター!!
クックパッドでみつけ
思わず作って食べた、昔懐かしい味。
しょう油とバターの組み合わせは
農場主の中では最強です。
ひとくち、ふたくち
疲れたからだの中から充実感がゆっくりと満ちてきます。
くれぐれも、食べ過ぎには注意してください。
おかかしょう油バターおにぎり
クックパッドより
http://cookpad.com/recipe/3776444
追伸
妻はしかめ面で嫌がるんです(笑)
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南の国からのお便り
クリスマスプレゼント
へのへのもへじ
農作業機の無人運転に向けて
思いが伝わる
「ゆべし」が大好きで、旅先で見つけては買い求める。
ゆべしといっても西日本は柚子の皮を利用するが、
関東以北はクルミを使うところがほとんど。
食べ慣れないせいか、農場主は柚子皮ゆべしは苦手である。
今日パソコンに向かっていたら、
突然皿にのった焦げ茶色の物体を食べて見ろと差し出され、
口に含んでみるとゆべし!
手製のクルミごまゆべしに挑戦したという。
市販品はどうしても甘さが先にくるのだが、
これは先にクルミの食感とゴマの風味を感じたところで
砂糖控えめにもかかわらず
結構な甘みに満足感。
まもなく一つ年を重ねる、
農場主へのプレゼントなのでした。
心を込め、丁寧に作り上げたものは
受け手に伝わるものですね。
オリジナルブランド「稲穂の力」 http://tanakafarm.jp
郷土の銘菓
桔梗屋 「翁飴」
原料は水飴と寒天のみ
もち米を大麦麦芽で糖化させた甘みは
柔らかく、砂糖と違い口に含んでから
噛めばじわりじわりと甘みが増してきます。
高齢者にも食べやすく、滋養が有り
長寿の願い意味をこめて「翁飴」
地元民に愛され続けることが
十三代続く秘訣でしょうか。
こちらも大人にお勧めの逸品です。
桔梗屋
http://www.chuokai-akita.or.jp/okasi/okinaame/